公平性に関する方針
ECAASはマネジメントシステム認証のサービスを提供する上で、公平性を確実に保つことが義務付けられています。
公平性が保たれたサービスは、認証取得組織に対し、プロフェッショナル、且つ、倫理的なサービスを提供する上で重要なだけでなく、広く一般からの評判にも係わるものであり、非常に重要なものとなります。
ECAASでは、公平性のあるサービスを提供を脅かす、あるいは、妨げる可能性のある要素を特定、分析、文書化し、何らかの措置が必要なものに関しては、対応措置を設定しています。ECAASは、既に特定されている脅威要素については定期的に見直しを行い、また、新規の要素が出てきた際には、それらを追加しています。
公平性を揺るがす、あるいは、揺るがす可能性のある状況が発生した場合、あるいは、発生しそうな場合、ECAASは、迅速に対応措置を取ります。
ECAAS社員、契約社員、独立顧問委員会、および、認証プロセスに係わる全ての者は、いかなる業務を開始する前に業務開始前オリエンテーションを受けることが義務付けられています。
オリエンテーションには、本ポリシーの内容も含まれます。
公平性に対するECAASのコミットメント
認証組織への公平性の保たれたサービス提供を確実にするために、ECAASは、下記を遵守します。
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公平性を脅かす可能性のある組織に対しての認証サービスは行わない
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他の認証機関に対しての品質マネジメントシステムの認証を行わない
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マネジメントシステムに関するコンサルティングは行わない
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ECAAS(KAIZENDO)の認証組織に対しての内部監査は行わない
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直近過去2年間のうちにECAASが内部監査を行ったことのある組織の認証サービスは行わない
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ECAASと関連のあるコンサルタントにより内部監査、あるいは、マネジメントシステムに関するコンサルティングを受けたことのある組織で、且つ、サービスの提供に公平性を欠く可能性のある組織に対しての認証サービスは行わない
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マネジメントシステムのコンサルティングを外注しない
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マネジメントシステムのコンサルティング関連の組織に対して、ECAAS側から認証に関する営業は行わない
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コンサルティング会社が特定の認証機関の名を挙げて、認証が(他の認証機関と比べて)簡単、早い、安い等の宣伝を行っていることが明らかになった場合には、然るべき是正措置を要求する
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特定のコンサルタントを利用することにより、認証が簡単になる、早くなる、安くなる、等の宣伝を行わない
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直近の2年以内に、特定の組織のマネジメントシステムについてのコンサルティングを行った者、あるいは、認証審査に(受審組織側の立場で)参加した者、経営メンバーとして携わっていた者は、当該組織の認証審査のためのスタッフとしては起用しない
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他のスタッフ、組織等により、公平性に関しての脅威が提示された場合、明らかになった場合には、然るべき措置を取る
ECAASのスタッフ、経営陣、契約スタッフ、および、独立顧問委員会のメンバーは、公平性を重んじた行動をし、個人的、商業的、金銭的、その他の圧力・誘惑により公平性を犠牲にするようなことがあってはなりません。いかなる受審組織に対しても公平性を揺るがす要素に気づいた際には、認証プロセスの前、最中、後のいかなる段階かに関わらず、ECAASに報告することが、契約上の義務となります。
公平性の阻害要素がECAASに報告され、当該スタッフが認証プロセスに関わることにより、公平性が損なわれると判断された場合には、当該スタッフは、その特定の認証プロセスには起用しないものとします。
公平性への脅威が、ECAAS全般の業務に係わるもの、または、公平性への脅威を除外、あるいは、許容できるレベルにまで低減することができないものの場合には、ECAASによるサービスの提供そのものを行わないものとします。
サービスの提供後に、特定のスタッフが関わった認証サービスに関して公平性への脅威が明らかになった際は、状況を検証した上で、審査、認証の判定、認証結果に対する申し立て等、当該スタッフが関わった部分の業務を他のスタッフによりやり直すものとします。当該公平性の脅威に関する記録がなされ、保存されます。
公平性に対する責任に関する違反行為
公平性に対する責任に関する違反行為があった際には、そのスタッフがECAASの現行スタッフであるか否かにかかわらず、対応処分が取られます。処分の内容・レベルは、公平性要件に対しての違反のレベルにより異なりますが、即時解雇、契約解除、または、法的措置等の処分が含まれます。